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第45話 矢文…

last update publish date: 2025-06-29 02:20:23

「謎の矢文のお蔭ですね」

リュース公がしみじみと言う

矢に括り付けられた手紙に地図

内部の深い情報に精通した者しか知りえない

重要な情報の数々

「時々、矢文がこちら側の砦、出城に打ち込まれるが、内部に、詳しく者の情報だ」

「そうですねアーシュラン王子」

「危うく、俺の竜人、守護者セルトが罠にはまり、悪くすれば殺される所だったが、矢文の情報で罠を回避を出来た」

「はい、王子」

「しかし、一体、誰が何の目的なのか…敵に入り込んでいた…敵側の黒の貴族でしょうか?」

「さあな…リュース公、だが、予定より作戦が進み、成功している、この勢いでヴァン伯爵を追い詰められるだろう」

「黒の王国を取り戻す日も近いぞ、リュース公」

「はい、アーシュラン王子様」

「リュース公様、また矢文が届きました!」

◇ ◇ ◇

木陰に潜み、リュース公の出城に矢を放った者

手にした弓を下に降ろして、軽いため息をつく少女

間者として、簡素な流民の姿をした

王女ティンタル

彼女は最近、手に入れた耳飾りを見つめる。

それは高価なエメラルドと真珠の耳飾り

ヴァン伯爵が自分の愛妾に与えた品物

殺された王妃、アリアン王妃
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